“伝説のジャンプ”の舞台 仙台・五橋 塩川書店


・大震災時の「伝説のジャンプ」の舞台となった仙台市・五橋の塩川書店。河北新報本紙でも何度か取り上げられていますが、近所の人に「子供が地震におびえている。漫画を見せたい」と言われ、震災3日後に店を再開。

 物流が止まる中、客が善意で置いていった1冊を生かし子どもたちを元気づけようと「ジャンプ読めます」の貼り紙と共に店頭へ。次々訪れる子供たちは漫画を読むと笑顔になったそうです。

 子どもたちがページをめくったその少年ジャンプは今、出版元の集英社で大切に保管されています。

 集英社と塩川書店は第16回手塚治虫文化賞の特別賞を受賞しました。

 

・店主の塩川さん自身も少年ジャンプを読んで育ったため、集英社を訪ねた際は、集英社の上層部と当時の作品について話が盛り上がったそうです。

 

・店主の塩川さんは当時を振り返り、「書店に限らず、震災の時こそ、大きな店ではない、職住一致の商店街や小型店にこそ出来る役割があるのではないか。それを痛感した。その経験を全国に知って欲しい」と話しています。店主のもとには、集英社の他、小学館や文芸春秋の人達も、読者の為に被災地で奮闘した塩川書店へ敬意を表しに訪れているそうです。

 ・「父親が創業して50年。店内はコミック、雑誌が主体でDVDも扱っている。今後も近隣の赤ちゃんからお年寄りまで喜ばれる店にしたい」と、震災でますます強まった商売への熱意を語って下さいました。

 営業時間:午前9時~午後10時。(日曜は午前10時から)

年始期を除き無休。

仙台市立五橋中学校と東北大学片平キャンパスの間